スカステ:連想7(彩風さん、水美さん、瀬央さん)

宝塚では、梅田芸術劇場で星組公演、東京宝塚劇場では月組公演がそれぞれ開幕しましたね。無事に千穐楽を迎えられることを心から祈りたいです。

そんな中、今日はタカラヅカニュースの中で、気になって割といつも見てしまう『連想7』についての雑感を。

7つのワードを連想で繋げる2分前後のシンプルなコーナーですが、だからこそスターさんの本質が出る気がして興味深いんですよね。

即、言葉が浮かんでパパっと答え終える方。時間をかけてたどり着く方、自分の回答に驚きながら進める方。正に十人十色!

ちなみに、残念ながら初回から見ていたわけではないので、全て網羅できていないのが哀しいのですが、私が見た中で最もスピーディーに、しかも、どんどん発想を広げて回答されていて素晴らしい!と思ったのが、彩風咲奈さんです。

お好きな「サボテン」からの「メキシコ」、そして、放送当時、確か初日間近だった「炎のボレロ」にもしっかりと繋げられ、「キラキラ」という癒しワードで終えられるというスムーズにして絶妙な流れ!見事な頭の回転の速さに思わず拍手したくなりました。

私は個人的に、彩風さんには女性らしい柔らかい雰囲気の印象をもっていたので、連想もおっとりと進められるのかと思っていたら、予想外にハキハキサクサク回答されていて、また一つ、それまで知らなかった魅力的な一面を垣間見られたような気がしました!

逆に、物凄く悩まれていた記憶があるのは、水美舞斗さん。

終始、真剣に考えこまれていたのですが、興味深かったのがその時のボディーランゲージの豊かさ。椅子の背に腕をかけて眉間に皺を寄せたり、顎に手をあてたり、拳を見つめたり、何故だか、悩まれれば悩まれるほど仕草と表情が男前に!?そちらに見入ってしまいました。キーワードは、さすが名ダンサーさんだけあって、ほぼダンス関連だったのも印象的でした。

そして、最新は瀬央ゆりあさん。東京公演以来、久々にお姿を拝見できて嬉しかったです!

ラストのワードがご自分でも意外だったのか、笑いを交えて解説されていて、眠い時はベッドに飛び込みたいというお話の後に、「瀬央です!」と自己紹介風に締められたのが何とも瀬央さんらしい気がして、思わずこちらまで笑顔になってしまいました。このコーナーに限らず、瀬央さんの言葉の選び方や話し方にはいつも愛すべきお人柄が感じられるんですよね。今回もそんな瀬央さんならではの空気感にとても癒されました!

それから、短いコーナーといえば、印象深かったのが、『true colors』の合間にたった一度だけ出現した番外編、『メニューをすぐ決める・決めない』。

男役さんは「決める」、娘役さんは「決めない」が多く、「決めない」場合、娘役さんは心苦しそうに答える方が多いのに対して、男役さんは堂々と宣言する方が多いのが面白かった!この番外編は多くの生徒さんの回答を集めなければならない分、撮りためる時間と手間はかかりそうですが、またいつか違うネタでも放送されたらいいなと秘かに期待しているところです。

華優希さん退団発表/タカニュー花組東京千穐楽映像

「はいからさんが通る」千穐楽から2日。

花組トップ娘役の華優希さんが退団発表されましたね。

トップ娘役になられてから、宝塚大劇場と東京宝塚劇場での公演は、退団公演含めて3回。突然のことでとても驚かされましたが、会見によれば、現花組男役トップスターの柚香光さんのプレお披露目公演時には既に退団を決意されていたのですね。あくまでも想像でしかありませんが、トップスターは、華やかでやりがいのある立場である反面、計り知れないプレッシャーもあるのだろうなと感じました。いずれにしても、やはり色々な意味で特別なポジションなのでしょうね。そして、華さんは、以前から、常に全力で舞台に立たれている方という印象がありましたが、今思えば、ご自身で期限を決められたからこそ、花村紅緒役でも、さらなる輝きを放たれていたのかもしれないなとしみじみ考えてしまいました。。

寂しくなりますが、最後まで、華さんらしいひたむきな舞台姿をみせてくださることを信じて、応援させていただきたいと思います。

そんなニュースを知った後の本日のスカイステージのタカラヅカニュース。「はいからさんが通る」千穐楽映像は、またひとつ深い感慨を覚えながら見てしまいました。終わって改めてわかる、作品の尊さ。

そして、いつも感じることですが、タカラヅカニュース担当者の方は、ダイジェスト映像で使う場面を非常に心得ていらっしゃいますよね。

今回も、関東大震災後の火事の場面、「僕はもう、二度とあなたを手放したくないんだ」と紅緒を抱きしめる少尉の真摯な眼差しと、それを受けて「離さないで」と返す紅緒の健気な姿。そして、なんと鬼島のアドリブ「お前、俺に惚れてんだろ」と、環の本気で驚いた表情からの笑顔もしっかり残されていて、ファン心を熟知した編集センスにプロ魂を感じました。

他にも、「アナスタシア」の終演後インタビューをはじめ、気になる話題が満載だったのですが、時間がなく、最初の方しか見られていないので、時間を作ってゆっくり視聴させていただきたいと思います。